ウクライナのキーウ中心部に20日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、ポルトガルやアルゼンチンの大使館など6つの在外公館が入る建物が破損しました。

ウクライナ外務省報道官
「きょう、キーウではミサイル攻撃の結果、いくつかの大使館が被害を受けました。その様子をお見せするために写真をいくつか持ってきました。外交機関の1つに属する外交ナンバーの車が見えます。これが大使館の内部です。これも大使館の内部です。これらの大使館はすべて同じ建物に入っており、ロシアの攻撃で大きな被害を受けました。アルバニア、アルゼンチン、パレスチナ、北マケドニア、ポルトガル、モンテネグロの在外公館です」

 ウクライナ空軍によりますと、20日午前7時ごろ、キーウ中心部にロシア軍による弾道ミサイル攻撃がありました。

 ウクライナ軍が5発すべてを撃ち落としたものの、残骸が落下して少なくとも1人が死亡、12人がけがをしました。

 ポルトガル国営メディアなどによりますと、ポルトガルとアルゼンチンの大使館のほか、アルバニア、モンテネグロ、北マケドニア、パレスチナ自治政府の合わせて6つの国と地域の在外公館が入る建物が破損したということです。

 在外公館の関係者にけが人はいないということです。

 ポルトガル外務省は「いかなる攻撃も外交施設を標的にしたり、影響を与えたりすることは、絶対にしてはならない」と強く非難していて、ロシア政府に正式に抗議する意向を示しています。

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