台湾の電子機器受託生産大手「鴻海精密工業」が日産自動車に株式取得を打診したものの同意を得られず、日産の主要株主であるフランスの自動車大手「ルノー」に交渉中だと、台湾の中央通信社が報じました。
台湾の「中央通信社」は、電子機器受託生産大手「鴻海精密工業」のEV=電気自動車部門の最高戦略責任者で、過去に日産の副COO=最高執行責任者を務めた関潤氏が日産に対し、株式取得を打診していたと報じました。
日産が同意しなかったため、現在は、日産の主要株主であるフランスの自動車大手「ルノー」と交渉を行っているということです。
自動車国内3位の日産をめぐっては、国内2位のホンダと経営統合に向けて協議に入ることが明らかになっていますが、「鴻海精密工業」のこうした動きが経営統合の協議を後押しした可能性があります。
「鴻海精密工業」は2016年に大手電機メーカー「シャープ」を買収していて、iPhoneの受託生産でも知られています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。