中国は、月の裏側の岩石などを持ち帰る世界初のミッションのため、無人の月面探査機の打ち上げに成功した。

3日日本時間午後6時半ごろ、中国南部の海南島の発射場から、無人月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」が打ち上げられた。

中国当局は、打ち上げから1時間後に「探査機が月への軌道に乗り、打ち上げは成功した」と発表した。

「嫦娥6号」は、地球との交信が難しい月の裏側に着地し、岩石や土壌のサンプルを採取し持ち帰ることを目指している。

成功すれば、世界で初めてとなる。

今回の計画では、フランスやイタリア、パキスタンなどの観測機器も搭載されている。

国際協力をアピールし、アメリカに対抗して宇宙開発で存在感を高める狙いもあるとみられる。

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