アメリカ東部ニュージャージー州などでドローンとみられる飛行物体の目撃情報が相次いでいることについて政府高官は、16日「安全保障上のリスクはない」との考えを示しました。
東部・ニュージャージー州などでは先月以降、アメリカ軍の施設周辺などで5000件以上のドローンの目撃情報が相次ぎ、住民の不安が広がっています。
これについてカービー大統領補佐官は記者団に対し「データや目撃情報を調査した結果、合法的に利用されている商業用や娯楽用のドローンだった」ことに加え、「ヘリコプターやドローンと見間違えた星だった」と明らかにしました。
そのうえで「国家安全保障や公共の安全を脅かすような事態は確認されていない」と語りました。
カービー氏の発言に先立ちトランプ次期大統領は16日、記者会見で「アメリカ軍はドローンがどこから来て、どこに行ったのか把握しているが、理由があってコメントをしたがらない。正体を説明した方が賢明だ」と述べました。
さらに、ドローンが、ニュージャージー州にあるトランプ氏の別荘近くでも目撃されていることから「週末は別荘で過ごさないことを決めた」とも明らかにしました。
※写真:Paul Gerke
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。