ロシアと北朝鮮が4年ぶりに旅客列車の定期運行を再開させました。

ロシア国営のロシア鉄道は16日、新型コロナウイルスの影響で停止していた極東のハサンと北朝鮮の豆満江を結ぶ旅客列車の定期運行を再開させました。

列車の再開は4年ぶりで、週3日、運行されるということです。

ロシアと北朝鮮は2024年に入り相次いで輸送手段を再開させていて、6月に不定期運行で再開した旅客列車ではロシア人観光客約1200人が往来しているほか、8月には航空便も再開しています。

北朝鮮からロシアに向かう人の数も増えていて、ロシア国境警備局によりますと、2024年7月から9月にかけて留学の名目でロシアに入国した北朝鮮人は3765人と、コロナ禍前の2019年の3200人をすでに上回っているということです。

ウクライナへの軍事侵攻後、北朝鮮はロシアに兵士や武器を提供するなど軍事面で協力を深めているほか、ロシアから北朝鮮への観光ツアー再開やスポーツ大会の実施が計画されるなど経済面での交流も活発化しています。

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