ロシア寄りの政権与党に対する大規模な抗議デモが続く旧ソ連のジョージアで14日、大統領選挙が実施され、与党系の候補が選出されました。

大統領に選ばれたのは、この選挙の唯一の候補で与党「ジョージアの夢」が指名した元国会議員のミハイル・カベラシビリ氏です。

ジョージアの大統領は、これまで国民の直接選挙で選ばれていましたが、今回から議員らによる間接選挙になりました。

野党側は10月の議会選挙で不正があったなどとして、大統領選の実施に反発し、抗議の一環として候補者を擁立せず、投票も棄権しました。

結局、与党系のカベラシビリ氏だけが立候補し、新しい大統領に選出されました。

これに対し、親欧米派で現職のズラビシビリ大統領は、任期後も大統領の職に留まる意向を示していて混乱は続きそうです。

首都トビリシの議会周辺では大統領選の実施に反対する新欧米派の野党や国民が大規模な抗議活動を行い、治安当局とのにらみ合いが続いています。新しい大統領の就任式は29日に行われる予定です。

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