韓国・ソウルの尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の自宅前で、デモ隊と警官隊が衝突。
盾を持った警官にはじき飛ばされる市民もいました。
女性:
警察官に押されて転びそうになりました。暴力的な状況です。
日に日に大きくなる大統領の退陣を求める声。
12日に行われた集会には「内乱の首謀者」と書かれ、独房に収監された尹大統領をイメージしたモニュメントが登場。
デモ隊と一緒に街を練り歩きました。
まさに四面楚歌になりつつある尹大統領。
2回目の弾劾訴追案の採決が14日に迫り、最後の攻防が続いています。
これまでに与党「国民の力」の7人の議員が賛成を表明。
可決に必要な8人まであと1人に迫っています。
そうした中、ソウルの中心部で毎晩行われている大統領の退陣を求めるデモ。
これまでのデモと変化が出ています。
国会議事堂前の尹錫悦大統領への抗議デモの会場は、まるでライブ会場のような盛り上がりを見せていました。
参加者が持っているのはK-POPの必須アイテム「ペンライト」です。
至るところで色とりどりのペンライトが光っています。
女性:
これはライブ会場でも使ったペンライトです。(集会も)活気に満ちて明るくなったようです。
韓国ではかつて、ろうそくを使ったろ“ろうそく集会”が一般的でした。
しかし今回は、ペンライトでさながら“フェスデモ”に。
会場にはK-POPが流れ、屋台も出るなど、まるでお祭り会場のようになっています。
集会に参加できない人の寄付で、参加者が無料で食べられる店もあるといいます。
参加者:
これからの時代を生きていく私たちが声を出さなければいけない。
弾劾訴追案は14日の採決で可決されるのか、それとも、否決されるのか。
弾劾を巡る動きは最大の山場を迎えています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。