アサド政権が崩壊したシリアで活動するユニセフの担当者がANNの取材に応じ、内戦しか知らない子どもたちへの心のケアの重要性を訴えました。
ユニセフ・シリア事務所 根本巳欧副代表
「ちょっとした物音でも爆撃と間違えて親の手にすがってくる子どもとか、夜おねしょをしてしまう、そういったことが心のトラウマの症状の一つになっている」
シリアで支援にあたるユニセフの根本副代表は、内戦によって保健所は3分の1しか機能しておらず、いまだに医師や看護師がたどり着けない場所もあると訴えます。
このほか、学校が破壊されるなどして240万人以上が教育の機会を失っていて、インフラの整備も早急に必要だとしています。
ユニセフ・シリア事務所 根本巳欧副代表
「紛争しか知らない子どもたちがたくさんシリアでは生まれてきました。そういった子どもに心のケアを提供しながら平和の尊さを知ってもらう、そういった活動を続けていかなければいけない」
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