アサド政権が崩壊したシリアには隣国・トルコから多くの難民が戻る中、シリア国内の一部ではパンの価格が9倍になるなど食糧不足が深刻です。
トルコのシリア国境では11日、多くの難民がシリアに帰還する姿が見られ、新たに樹立した暫定政府に期待する声が聞かれました。
帰国するシリア難民は「シリアに秩序が生まれて良くなる。新生活ができる」「素晴らしい未来が待っている。とても良いことがありそう」と話しました。
シリアでは、暫定首相に就任したバシル氏が10日、アサド政権の閣僚も交えて閣議を開き、政権委譲の手続きを決定しました。
一方、国連の機関によりますと、戦闘の影響で北部のアレッポではパンの価格が9倍になるなど、多くの都市で食糧が不足しているということです。
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