タイでリラクセーションを求めマッサージ店に行った女性。
しかしその後、体調に異変が起こり、亡くなりました。
タイでマッサージ後に死亡するケースが相次いでいます。

12月8日に死亡したのは、タイで歌手として活動していたチャヤダー・プラオホームさん(20)。

2024年10月、肩に痛みがあったため首をひねるマッサージを受けたというプラオホームさん。

症状は改善するどころか次第に悪化し、腕にしびれや、体が硬くなるなどして体の半分以上が動かなくなってしまったといいます。

11月13日の投稿:
仕事を失い、時間を失い、健康を失い、全てを失った。

そして12月8日、脊髄の炎症と血流感染症で死亡しました。

タイメディアによると、12月7日にもシンガポール人の男性がマッサージ直後に死亡。
男性の妻によると既往歴があったといいます。

妻は司法解剖を拒否したということで、詳しい死因は分かっていません。

タイでは実際、どのようにマッサージを行っているのでしょうか。

伝統的なタイ式マッサージを受けられる店を取材しました。

タイ・バンコクにある「Wanida Massage」では「お客さん、大丈夫ですか?痛いですか?」と加減を聞いてくれました。
また、首の周りは特に優しくマッサージを行っていました。

ニュースのあとに店内スタッフで会議を開き、より安全に努めているというこの店。

Wanida Massage店舗マネージャー・ヌンさん:
 (重視しているのは)首の周りです。重要な部分なので正しくマッサージしないと人生に影響を与えてしまうので注意してる。

マッサージ後に死亡が相次いだことで観光客はどう受け止めているのでしょうか。

タイに来た観光客は「首とか難しい箇所ですから、そういうのはタイ以外でもあると思う」「多少お金かけても安心なところに行くって感じですね」と話しました。

タイ当局は、プラオホームさんの死因についてマッサージとの因果関係はないとしていますが、家族は真相究明を求めています。
 

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