ロシアの反体制指導者で2024年2月に死亡したナワリヌイ氏の妻ユリアさんが、夫が死亡した時の映像提供者に約1500万円の報奨金を支払うと発表しました。

ユリアさんは10日、ロシアの刑務所でナワリヌイ氏と弁護士との面会を隠しカメラで撮影したとみられる映像をSNSで公開しました。

2人の会話が音声で確認できるほか、ナワリヌイ氏が書き記したメモ用紙を撮影した映像も収められています。

ユリアさんは「面会のすべてが録画されていただろう」と指摘した上で、「弁護士と依頼人の間には秘匿特権がある。録画する権利はない」と非難しました。

ナワリヌイ氏の死因についてロシア当局は自然死だと発表しましたが、ロシアの調査報道サイト「インサイダー」は独自に入手した捜査当局の文書などから「毒殺だった」と報じています。

ユリアさんは「殺害の瞬間が複数のビデオカメラに記録されていることを知っている」と述べ、映像の提供者に1000万ルーブル、日本円で約1500万円を支払うと発表しました。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(2枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。