フランスのパリ市は、デンマーク自治領グリーンランドで拘束された反捕鯨活動家のポール・ワトソン容疑者に「名誉市民」の称号を授与しました。
パリ市議会は、11月、反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者であるワトソン容疑者について、「生物多様性の保護に献身的に取り組んでいる」と評価し、その役割を認めるとして、「名誉市民の称号」を与えることを賛成多数で可決しました。
パリ市庁舎では10日、この団体のフランス支部の会長が代理で出席し贈呈式が行われます。
パリのイダルゴ市長は、ワトソン容疑者の即時釈放を主張していて、マクロン大統領に対しても釈放を求めるように要請しています。
ワトソン容疑者が7月に拘束されて以降、勾留期限の延長が繰り返されていますが、日本側が求めている身柄の引き渡しの可否について、デンマーク司法省は近く判断するとしています。
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