「ノーベル平和賞」の授賞式に出席する日本被団協の代表団らが、会場となるノルウェーの首都オスロに到着しました。
日本被団協の受賞が核兵器廃絶に向けた一歩になるのか…。期待が高まっています。
現地では若木記者が取材にあたっています。

【若木記者@オスロ】(中継)
私は今、オスロ市内中心部にいます。
オスロは現在午前10時過ぎ。緯度が高いこともあり、日の出は午前9時過ぎで、1時間ほど前までは、このあたりも暗闇に包まれていました。
現在の気温はマイナス5℃と肌を突き刺すような寒さです。

さて、被団協の代表団ですが、8日午後7時半ごろ、オスロ空港に到着しました。
皆さんご高齢で、お疲れになったのではと思いましたが、声をかけてみると疲れ以上に「授賞式への緊張感」や「期待感」が強いのが印象的でした。

きょう(9日)はこちらのノーベル研究所で午後1時から日本をはじめ、世界のメディアに向けた記者会見が行われる予定です。
研究所には、アルフレッド・ノーベルの胸像、アルファベットで「日本被団協」と書かれた幟が掲げられていて、日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝福しています。

会見には田中熙巳さんや箕牧智之さんら代表委員3人が出席し、改めて、受賞の喜びや意義、そして、核兵器廃絶への思いなどが語られる予定です。

また、授賞式を翌日に控え、オスロ市庁舎でリハーサルも行われるほか、海外メディアの取材を受けたり、ノーベル委員会のレセプションが行われたりと、分刻みで行事が組み込まれています。

箕牧さんをはじめ、多くの被爆者が「世界に核兵器廃絶を訴える絶好の機会」と期待していた授賞式は、日本時間のあす10日午後9時から行われます。

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