韓国での非常戒厳で、国会に突入した陸軍の現場指揮者が初めてカメラの前に姿を現し、「前国防相に利用された」と語りました。

陸軍 707特殊任務団団長:
707部隊員は皆被害者です。前国防相に利用された最も残念な被害者です。

3日に韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が宣言した「非常戒厳」では、陸軍の隊員197人が国会に突入する任務にあたりましたが、現場で指揮した金(キム)団長は9日、報道陣を前に非常戒厳を事実上主導したとされる金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相の責任を訴え、「隊員に罪はない」と述べました。

金前国防相については、検察が身柄を拘束していて、早ければ9日夜にも内乱罪などで逮捕状を請求する可能性があると韓国メディアが報じています。

また、検察は尹大統領について内乱罪などの疑いで捜査を進める一方で、韓国メディアは警察が出国禁止を検討していると伝えました。

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