シリアのアサド政権崩壊を受け、アメリカのバイデン大統領は情勢の安定化に向けて支援していく考えを表明しました。
アメリカ バイデン大統領
「アサド政権は、何十万人もの罪のないシリア人を拷問し、殺害した。今回の政権崩壊は正義がもたらした結果だ」
バイデン大統領はロシアとイラン、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」による支援が崩れたことがアサド政権の崩壊につながったと指摘。「アメリカの支援を伴ってウクライナとイスラエルが打撃を与えた結果だ」と強調しました。
同時に、政権崩壊で「リスクと不確実性が高まる」とも指摘し、情勢安定化に向けて支援していく考えを表明しました。
アメリカは、今回の攻勢を主導した「シリア解放機構」をテロ組織に指定していますが、アメリカ政府高官は今後の対応について「行動に基づいて判断していく」としています。
こうした中、アメリカ軍は8日、シリア国内にある過激派組織「イスラム国」の拠点75か所以上を空爆しました。今回の事態に乗じて「イスラム国」が再結成するのを防ぐためとしています。
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