大学施設の外側にテントを張り、イスラエルへの抗議活動を続ける英国の学生ら=英ニューカッスル大で2024年5月1日、X(ツイッター)より・ロイター

 英国各地の大学で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するデモが活発化している。米国で同様のデモが続く中、英国の学生の間でもパレスチナに連帯を示す動きが強まっている。

 英メディアによると、マンチェスター大、リーズ大、ニューカッスル大、ブリストル大などの学生らは1日、「パレスチナを解放せよ」などと記されたプラカードを掲げ、大学施設の外側にテントを設置するなどして抗議活動を実施した。

 米国と同様、英国の学生も大学側に対し、イスラエル関連企業や武器製造企業への投資を停止するよう求めている。要求実現まで座り込みを続けると訴える学生もいるという。ウォリック大の学生は4月下旬から1週間以上、テントを設置しての抗議を続けている。

 こうした中、ヨーク大は4月29日、イスラエル企業とは名指しせずに、「武器や防衛関連製品を製造・販売する企業には投資しない」との声明を発表した。【ロンドン篠田航一】

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