アフリカ中部のコンゴ民主共和国で原因不明の病気が広がり、10代を中心に140人以上が死亡した可能性があります。
■死者140人超か…インフルのような症状
保健省の会見「(10月ごろから)382例確認されました。合計で71人が亡くなっています」 AP通信は死者が143人に上る可能性があると伝える この記事の写真
AP通信は地元当局の話として、死者が143人に上る可能性があると伝えています。
症状は発熱やせきなどインフルエンザに似たもの症状は発熱やせきなどインフルエンザに似たもので、死者の多くは15歳から18歳の10代後半だといいます。
保健省の会見「一部の子どもや大人は呼吸困難が原因で亡くなりました」
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■保健省「奥地で道も悪く薬の供給が困難」■保健省「奥地で道も悪く薬の供給が困難」
「エムポックス(サル痘)」感染拡大で今年1000人以上死亡コンゴ民主共和国では「エムポックス」、以前はサル痘と呼ばれた感染症が拡大。今年だけで1000人以上が死亡したとみられています。
首都キンシャサから400キロの地域で患者を確認アフリカ大陸の中部に位置するコンゴ。患者が確認されたのは、首都キンシャサから南東に400キロほど離れた地域です。
森林が広がる一帯で、そもそも医療資源が不足している所です。
保健省の会見「61%の子どもが栄養失調で、国内で最も多い地域です。奥地で道路も悪く、薬の供給が困難です」 コバルトの生産は世界の7割
リチウムイオン電池の原料であるコバルトの生産は世界の7割を誇り、豊かな鉱物資源に恵まれ、経済発展も人口増加も著しいコンゴ民主共和国。
しかし、定期的に様々な感染症が流行し、エボラ出血熱も頻発しています。
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■原因究明に時間が…専門家「これからに注視」■原因究明に時間が…専門家「これからに注視」
今回、拡大している原因不明の病気。専門家は次のように話します。
「これからに注視する必要がある」 大阪大学 忽那賢志教授「最初に認識されている感染者の集団が、今は若い人たちが中心で、高齢者が感染してないから10代後半が目立っている可能性もあるので。これから情報として入ってくるとは思うので、注視する必要がある」
保健当局も調査に乗り出していますが、原因究明には時間がかかりそうです。
「遠隔地でもあるので時間もかかる」 保健省の会見「奥地でかつ雨期で道路状況が悪く、現地にたどり着くのも大変です。採取した検体を研究室で調べていますが、遠隔地でもあるので時間もかかるが、原因を突き止めたいです」
(「グッド!モーニング」2024年12月6日放送分より)
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