内戦が続く中東・シリアで、攻勢を強める反体制派勢力が中部の重要都市・ハマに到達しました。アサド政権には大きな打撃となります。
イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」によりますと、5日、中部・ハマ市の郊外で反体制派勢力がシリア軍と数時間に及ぶ激しい戦闘になったということです。その後、反体制派勢力はハマ市内に進攻し、シリア軍は部隊を市内から撤退させ、再配置するとしています。
シリア第4の都市であるハマは、反体制派勢力がすでに制圧している北部・アレッポと首都・ダマスカスの間に位置する要衝で、アサド政権にとっては大きな打撃となります。
アサド政権はロシア軍とともに反体制派勢力の拠点などを連日、空爆していて、今後、戦闘の激化によるさらなる被害の拡大が懸念されています。
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