ファーストリテイリングの柳井正会長がユニクロ製品に「中国・新疆ウイグル自治区の綿花は使っていない」と発言したと報じられたことについて、新疆ウイグル自治区綿花協会は「断じて容認できない」とする声明を発表しました。
イギリスの公共放送「BBC」は先月28日、ファーストリテイリングの柳井正会長がユニクロ製品に「新疆ウイグル自治区の綿花は使っていない」と発言したと報じました。
これを受け、新疆ウイグル自治区綿花協会は5日、「発言は断じて容認できない」とする声明を発表、「新疆の綿花は現地の住民に雇用の機会をもたらしている」と主張しました。
アメリカ政府は、ウイグル族に対し綿花畑や工場などで強制労働をさせるなどの人権侵害が行われているとして、2021年から新疆ウイグル自治区で生産されたすべての綿製品の輸入を禁止しています。
綿花協会はこうした対応について「『強制労働』などの根拠のない理由で新疆の綿花を誹謗し、排斥する行為を断固として受け入れない」としたうえで、「ユニクロなどの国際ブランドが新疆産の綿花の使用を再開することを強く期待する」としています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。