大規模な反政府デモが続くジョージアで、当局はデモの中心となっている野党や政治団体の事務所の強制捜査を始め、少なくとも7人が拘束されました。

 現地メディアなどによりますと、ジョージアの首都トビリシで4日、複数の野党事務所や政治団体の事務所に治安部隊がやってきて一斉に強制捜査が行われ、少なくとも7人が拘束されたということです。

 独立系メディアなどはガスマスクなどを押収し、デモの暴力性を示そうとしていると伝えています。

 また、専門家の話として「治安部隊の今回の行動はロシアのやり方と酷似している」と指摘しています。

 デモは親ロシア派の政権によるEU(ヨーロッパ連合)への加盟手続きの停止に反対するもので、先月28日から続いています。

 政府内からもデモを支持する動きがでていて、アメリカやイタリアなど各地のジョージア大使の辞任が相次いでいます。

 また、トビリシ市でもEU加盟手続きの停止を非難する声明に公務員220人の署名が集まっているということです。

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