内戦が続くシリアで反体制派の武装勢力が攻勢を強めるなか、アサド大統領は後ろ盾のイラン大統領と電話会談するなど態勢の立て直しを図っています。

 シリアのアサド大統領は2日、イランのペゼシュキアン大統領と電話で会談をしました。

 そのなかでイラン側は「シリアにあらゆる支援を提供する用意がある」と述べたということです。

 また、イランのアラグチ外相も中東メディアの取材に対し、「シリア政府がイランに軍の派遣を要請すれば我々はその要請を検討する」と明かしています。

 アサド政権としては、後ろ盾のイランやロシアから支援を得て態勢を立て直したい考えです。

 8日にはシリアからの要請でアラブ諸国連盟の閣僚級の緊急理事会がエジプトで開かれ、情勢について協議されることが決まりました。

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