米国のトランプ次期大統領は2日、フランスの首都パリを近く訪問すると明らかにした。2019年の大規模火災の被害から再建されたノートルダム大聖堂で7日開催される式典に出席する。11月の大統領選で勝利後、初の海外訪問となる。
トランプ氏は、自身のネット交流サービス(SNS)への投稿で「マクロン仏大統領は大聖堂が栄光を取り戻し、さらに輝きを増す素晴らしい仕事をした」と述べた。米CNNによると、訪問は仏政府の招待を受けたものという。トランプ氏は大聖堂に強い関心を示していたといい、火災当時はSNSに「(惨状は)見るに堪えない」などと投稿していた。
第1次政権時のトランプ氏とマクロン氏は、欧州の同盟や気候変動対策などを巡って意見が異なる面があった。それでも、マクロン氏は個人的な関係作りに取り組んだとされる。
マクロン氏は、トランプ氏が今回の大統領選で勝利宣言した後、欧州の首脳で最も早く、「4年前と同じように共に働く準備ができている」などと祝福のメッセージを送っていた。
トランプ氏は大統領選後、アルゼンチンのミレイ大統領やカナダのトルドー首相と対面で会談している。【ワシントン松井聡】
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