『報道特集』で、3週にわたって放送した、アメリカ大統領選挙をめぐる特集。
11月2日(土)の放送では、選挙の大きな争点となった人工妊娠中絶をめぐる問題と、中絶に反対するキリスト教保守派の存在を取り上げました。
取材チームが訪れたのは、南部のテネシー州。
敬虔なキリスト教徒が多く、性暴力や近親相姦による妊娠の場合でも、中絶が認められていない地域です。
「中絶はホロコーストだ」―。
テネシー州で中絶反対を掲げて活動する牧師はこう主張し、ハリス候補が掲げる「中絶は女性の権利」という言葉に、嫌悪感を示します。
さらに、中絶が禁止された州から多くの女性たちが訪れる、イリノイ州の中絶クリニック前でも、保守派による抗議活動が行われていました。
“My Body, My Choice=私の身体のことは、私が決める”。
選挙期間中、トランプ氏に反対する多くの女性たちが、抗議活動で訴えてきたスローガンです。
しかし、トランプ氏の当選後、“Your Body, My Choice=あなたの身体は私が決める”という造語がSNSで拡散しました。
トランプ氏の就任で、ジェンダーや人種、宗教間の分断は進むのか。
今回も、村瀬キャスターと共に現地で取材にあたった加古ディレクターを交え、取材後記をお伝えします。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。