ロシアのプーチン大統領は、ウクライナに対し、ミサイル100発などで報復攻撃を行ったと述べ、さらに、ウクライナの政府中枢を標的とする可能性があると警告しました。
プーチン大統領は28日、カザフスタンで行われたロシア主導の軍事同盟の首脳会議に出席し、ウクライナが欧米から供与された射程の長いミサイルでロシア領内を攻撃したことに対し、2日間で、ミサイル100発、ドローン466機で報復攻撃を行ったと明らかにしました。
ロシア プーチン大統領
「標的となりえるのは軍事施設か軍需産業、キーウにある意思決定の中枢も可能性がある」
さらに、プーチン氏は今後の報復攻撃には極超音速の新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を再び使うこともありえるとし、標的として「ウクライナの意思決定の中枢を選ぶ可能性がある」と警告しました。
一方、AP通信などによりますと、ウクライナ当局は、ロシアの攻撃は各地のエネルギーインフラを狙ったもので、計画停電などにより100万世帯以上が影響を受けたとしています。
首都・キーウでは空襲警報が9時間以上に及び、市民が地下鉄の駅構内に避難するなどしたということです。
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