中国国防省は、軍の最高指導機関の苗華政治工作部主任が「重大な規律違反」で調査を受けていると発表しました。
中国メディアによりますと、国防省の呉謙報道官は28日、軍の最高指導機関・中央軍事委員会の苗華政治工作部主任が「重大な規律違反」で調査を受けていて、職務が停止されたことを明らかにしました。規律違反の詳しい内容は明らかにされていません。
苗氏は先月、新疆ウイグル自治区で開かれた式典に出席したと報道されたあと、動静が途絶えていました。
また、呉報道官は、イギリスのフィナンシャル・タイムズが中国の董軍国防相が汚職の疑いで調査されていると報じた件について、「完全なでっち上げだ」と述べて否定しました。
中国軍では大規模な汚職が問題となっていて、今年6月には巨額の賄賂を受け取ったなどとして、魏鳳和元国防相や李尚福前国防相らが中国共産党の党籍を剝奪されるという重い処分を受けています。
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