トランプ次期米大統領は11月25日、メキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名すると表明した。10月29日、ペンシルベニア州で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
トランプ次期米大統領は25日、就任初日にメキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課し、中国からの輸入品に10%の追加関税を課すと表明した。不法移民や違法薬物取引を巡る懸念を理由に挙げた。
「最初の大統領令の一つとして、メキシコとカナダからの全ての輸入品に25%の関税を課すために必要な全ての文書に1月20日に署名する」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。
メキシコとカナダがフェンタニルなどの麻薬や不法移民の米国への流入を取り締まるまで関税を維持するとした。
中国についても、メキシコから米国への違法薬物の流入阻止に十分な措置を講じていないとし、「それが止まるまで、中国からの全ての輸入品に対し、あらゆる追加関税に加えて10%の追加関税を課す」と述べた。
トランプ氏はこれまで、中国の最恵国待遇を取り消し、中国製品に60%の追加関税を導入する考えを示してきた。
トランプ氏の投稿を受けて米ドルはメキシコペソに対し2%余り上昇した。
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