米検察当局は25日、トランプ次期米大統領が起訴された議会襲撃事件と機密文書の取り扱いに関する2件の連邦刑事訴訟について、取り下げを申請した。5月撮影(2024年 ロイター/JUSTIN LANE)
米検察当局は25日、トランプ次期米大統領が起訴された議会襲撃事件と機密文書の取り扱いに関する2件の連邦刑事訴訟について、取り下げを申請した。現職大統領を起訴できないとする司法省の方針を理由とした。
司法省の方針ではトランプ氏が大統領に就任する前に取り下げる必要があるという。
トランプ氏の広報を担当するスティーブン・チャン氏はこれについて「法の支配の大きな勝利」と述べた。
トランプ氏は、1)不倫口止め料の不正会計処理、2)米連邦議会襲撃事件に絡み2020年大統領選の結果を覆そうと画策した事件、3)大統領時代の機密文書持ち出し、4)20年大統領選を巡るジョージア州当局への干渉──の4件の刑事裁判を抱えていた。このうち1)は有罪判決が出たが、4)については宙に浮いた状態となっている。
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