量刑言い渡しに傍聴希望の市民が詰めかけた ALEX CHAN TSZ YUKーSOPA IMAGESーREUTERS
<4年前の民主活動を「国家転覆共謀罪」認定。すでに3年以上も拘束されているが...>
香港で政治的自由の抑圧が進む現実を象徴する出来事だ。
香港高等法院(高裁)が11月19日、2020年9月の立法会(議会)選挙に向けて非公式の予備選を実施し、「国家転覆共謀罪」で有罪判決を受けた民主化活動家ら45人に、それぞれ禁錮4年2カ月~10年の量刑を言い渡した。
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活動家らは20年7月、立法会選挙での過半数議席獲得や中国政府の干渉の阻止を掲げ、民主派の統一候補を立てるべく予備選を実施。
予備選そのものは当時、明確に禁止されていなかったにもかかわらず罪に問われたのは、同年6月30日に施行された国家安全維持法が適用されたせいだ。
45人の一部は既に3年以上拘束されている。当初、47人が起訴されたが、今年5月の公判で2人が無罪になった。
「45人合わせて禁錮2936カ月。長年の民主化の歩みに総攻撃をかける香港政府を糾弾する」。アメリカを拠点とするNGO、香港民主委員会の郭鳳儀(アナ・クウォック)会長はそう非難している。
判決に関するBBCの報道
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