北朝鮮の金正恩総書記は21日、演説し過去の米朝首脳会談を念頭に「結果的に確信したのはいつまでも変わらない侵略・敵対政策だった」と強調しアメリカとの交渉に否定的な立場を見せました。
北朝鮮メディアは、平壌で21日、最新兵器の展示会が開幕したと報じ、10月試験発射した大陸間弾道ミサイル「火星19型」などが並んだ会場の様子を伝えました。
金総書記は演説で「今ほど朝鮮半島が核戦争に発展しうる状況に直面したことはなかった」「最強の国防力だけが唯一平和を守ることができる」と述べ核・ミサイル開発を進める考えを強調しました。
韓国メディアは非核化交渉を改めてけん制したと伝えています。
さらに金総書記は過去の米朝協議について「行けるところまで行った」とした上で「結果的に確信したのは共存意志ではなく、いつまでも変わらない侵略・敵対政策だった」と強調しました。
トランプ氏の当選で米朝会談が再開されるか注目されていますが、金総書記がアメリカとの交渉に否定的な立場を見せた形となりました。
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