11月20日、マイク・ジョンソン下院議長(共和党)は、トランスジェンダーの議員が連邦議会議事堂のトイレを使用する際に制限を設けるべきだとの見解を表明した。写真は、米ワシントンの連邦議会議事堂の階段で、新たに選出された連邦下院議員の写真撮影を見守るサラ・マクブライド次期下院議員(写真中央)。15日撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)

マイク・ジョンソン下院議長(共和党)は20日、トランスジェンダーの議員が連邦議会議事堂のトイレを使用する際に制限を設けるべきだとの見解を表明した。「各人の生物学的性別」を基準にし「女性には女性専用のスペースが必要」と声明で発表した。

トランスジェンダーを巡る権利は右派政治家が批判の対象としている。

問題の発端は、自身をトランスジェンダーと公表して5日の下院議員選で当選した民主党のサラ・マクブライド氏(34)を念頭に、共和党のナンシー・メイス下院議員が女性用トイレの使用を阻止する決議案を提出したことだった。

ジョンソン下院議長は、議員は議場から徒歩10分の場所にある個人事務所のトイレや、議事堂内の男女共用トイレが利用可能だとの見解を示した。

マクブライド氏は「私はトイレについて争うため下院にいるのではない。デラウェア州のみんなのために闘い、家族が直面するコストを減らすためにいる」と述べ、議長に従う考えを表明した。

他の民主党議員らは、議長の判断はいじめに相当すると批判している。



[ロイター]


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