アメリカのトランプ次期大統領は産業政策を担当する商務長官に政権移行チームの共同議長を務めるハワード・ラトニック氏を起用すると発表しました。

ラトニック氏は金融会社のCEO=最高経営責任者で、トランプ氏と長年の親交があり、政権移行チームの共同議長も務めています。

また、トランプ氏が選挙中に訴えた輸入品への高関税を支持し、国内の製造業を重視する強硬派としても知られています。

現地メディアはラトニック氏が財務長官の候補としても名前が挙がっていたと報じています。

トランプ氏は声明で、ラトニック氏を「関税と貿易に関する課題への取り組みを主導し、USTR=通商代表部の責任を負う」としています。

商務長官は、2022年に立ち上げられた日米の外務・経済閣僚による「経済版2+2」のメンバーで、半導体などのサプライチェーンの強化に向けた経済安全保障分野での重要閣僚です。

新政権下で、こうした取り組みの行方にも注目が集まります。

また、日本時間20日午前、新たに1期目のトランプ政権で中小企業局長を務め、プロレス団体「WWE」を率いるリンダ・マクマホン氏を教育長官に起用すると発表しました。

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