アメリカのトランプ次期大統領は司法省ナンバー2の司法副長官に自らが起訴された裁判で弁護士を務めたトッド・ブランチ氏を指名すると発表しました。
ブランチ氏はトランプ氏が起訴された不倫口止め料を巡る事件の裁判で主任弁護士を務めたほか、他の刑事事件でも弁護団に加わり、裁判の日程をできる限り引き延ばすという戦略を主導し、トランプ氏の法廷闘争を支えました。
トランプ氏は声明で「ブランチ氏は長きにわたって機能不全に陥っていた司法制度を立て直す重要なリーダーになる」としています。
ブランチ氏が司法副長官の指名を受けたことについて、ニューヨーク・タイムズは「大手法律事務所が敬遠したトランプ氏の裁判を引き受けた、その賭けは大成功した」と報じています。
一方、トランプ氏は自身を熱烈に支持してきたゲーツ下院議員を司法長官に指名すると発表していますが、ゲーツ氏は違法薬物の使用や児童買春の疑いで下院倫理委員会の調査対象となっていて、上院での承認が難航する可能性が出ています。
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