ネット通販大手「アマゾン」はアメリカ向けのサービスとして、全商品が20ドル以下の格安オンラインショップを開設しました。インフレ疲れの消費者にアピールする狙いがあります。

 アマゾンの新サービス「アマゾン・ホール」はアメリカ国内向けで、アマゾンのアプリとモバイル用のサイトで利用できます。

 衣類や日用品、電化製品などが全て20ドル以下(日本円でおよそ3000円以下)で購入でき、なかには300円を切るスマホケースや500円以下のジュエリーなど激安商品もあります。

 国内に在庫を持たず、中国など国外の物流拠点から直接発送するため、配送には1週間から2週間かかるということです。

 先行する中国の格安通販「シーイン」などに対抗して、インフレ疲れの消費者にアピールする狙いがあります。

 大統領選挙では有権者の3人に2人がアメリカ経済の現状を「悪い」と答え、その多くがトランプ氏に投票したという調査結果も出ています。

 インフレが人々の大きな重しになるなか、低価格の商品を巡る販売競争が激化しています。

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