トランプ次期大統領の新政権の人事が続いていますが、司法長官にはトランプ氏を強く支持するマット・ゲーツ下院議員を指名すると発表しました。

ゲーツ氏は保守強硬派の議員として知られていて、トランプ氏は「司法省に対するアメリカ国民の信頼を回復する」と強調。

この人事にアメリカメディアも驚きをもって受け止めていて、ニューヨーク・タイムズは「トランプ氏が自らを起訴した司法省職員への報復を求めるなか、従順な味方に舵をとらせるのは挑発的な動きだ」と伝えています。

「子どもや孫のことを考えると、この国の将来が怖い」

そのゲーツ氏はかつて、17歳の少女に金銭を支払いわいせつな行為をした疑いで司法省から捜査を受けたこともありますが、去年、訴追は見送られています。

また、トランプ氏は国務長官に、中国やイランに強硬姿勢をとるマルコ・ルビオ上院議員を指名すると正式に発表しました。

ルビオ氏は2016年の大統領選挙の候補者レースに出馬した際、トランプ氏が「ちびマルコ」と罵倒するなど中傷合戦となりましたが、その後、関係を修復。選挙戦の最中もトランプ氏に外交政策のアドバイスをしてきたということです。

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