アメリカの次期大統領トランプ氏は、政策を担当する大統領次席補佐官に最側近のひとり、スティーブン・ミラー氏を起用する考えだとアメリカメディアが報じました。
CNNなどによりますと、トランプ氏は今後、数日のうちにスティーブン・ミラー氏の大統領次席補佐官への起用を発表する見通しだと報じました。
ミラー氏は、トランプ政権1期目で上級顧問やスピーチライターを務めた最側近のひとりで、トランプ氏が2期目の公約として掲げている不法移民の強制送還計画を作成した1人でもあります。
ミラー氏はFoxニュースの取材に対して、トランプ氏が来年1月の就任式で宣誓をした直後から「不法移民の強制送還を始める」と意欲を示しています。
CNNはミラー氏について、「政権移行のプロセスに深く関与していて、今後の要職人事でも重要な役割を担うことになる」と指摘しています。
トランプ氏はまた、EPA(環境保護庁)の長官にリー・ゼルディン元連邦下院議員を充てると発表しました。
トランプ氏は声明で、ゼルディン氏について、「アメリカ第一主義の政策を推進する真の闘士」だとしたうえで、バイデン政権で導入された環境規制の緩和などを「確実に進めてくれる」と期待を寄せました。
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