男子テニスの国際大会「ユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン」は10日に最終日を迎え、多くのテニスファンが期間中に世界基準のプレーに見入りました。
シングルスの決勝戦は10日に行われ、オーストラリアのアレックス・ボルトとアメリカのニコラス・モレノデアルボランが対戦。お互いに武器は強力なサーブで、第1セットは中盤までサービスゲームをキープし、勝負どころを探っていきました。
第9ゲームで勝負を仕掛けたのはモレノデアルボラン。リターンから攻めの姿勢を見せてブレイクに成功し5-4とリード。第10ゲームもモレノデアルボランボルトを寄せ付けずセットポイントを迎えました。しかしこの場面が雨により中断。ボルトがこの中断で流れを奪い返し、一気に逆転してこのゲームを奪い5対5に追いつきました。
このあとは雨のためインドアコートで試合を継続。タイブレークまでもつれ込んだ試合は、モレノデアルボランが終盤で突き放し第1セットを奪取しました。第2セットもサーブが絶好調で危なげない試合運びを展開。最後はリターンエースで試合を決め、モレノデアルボランがセットカウント2対0のストレート勝ちで、今年のシングルス王者に輝きました。
ダブルス決勝は9日に行われ、渡邉聖太・柚木武のペアが躍動。柚木は196センチの長身から強烈なサーブを叩き込み、渡邉は安定したプレーで試合を支配。10月の全日本選手権でも日本一に輝いたペアが、セットカウント2対0で頂点に立ちました。
テレビ愛媛はこの大会に密着した特別番組を12月8日(日)正午から放送します。
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