勝利の夜、トランプとメラニア(11月6日、フロリダ州ウエストパームビーチ) REUTERS/Brian Snyder
<アメリカではトランプの大統領一期目に浮上して国民を苦笑させた写真だが、メラニアはヌード作品を歴史的な芸術作品と並べて誇りにしている>
Xの投稿によれば、ロシアの国営テレビ局はドナルド・トランプの米大統領選当選を祝って、メラニア夫人のヌード写真を生放送で放映した。
【画像】【動画】プレイメイト風、アンドロイド風、馬に跨った芸術作品風......メラニアのヌード写真大サービスでロシアは中傷のつもり?
ロシアのテレビ番組「60分」で司会を務めるエフゲニー・ポポフとオルガ・スカベーエワ夫妻は、ドナルド・トランプの再選を祝福するなかで、なぜかメラニア・トランプ夫人のモデル時代の数々の写真をスクリーンに映し出した。2000年に男性向け月刊誌GQが掲載したヌード写真も含まれていた。
監視団体ロシア・メディア・モニターの創設者ジュリア・デイビスは、キャプションとともにこの放送の動画を投稿した。「ロシアで最も視聴率の高い国営テレビ局は、メラニア・トランプのホワイトハウス復帰をこのように歓迎した。オルガ・スカベーエワは笑いをこらえている。これはおそらく彼女のアイデアだろう」
この番組の放送中、笑みを漏らすスカベーエワの横で、ポポフは言った。「メラニア・トランプの夫ドナルドがついに勝利した今、彼女は2度目にホワイトハウスに戻る準備をしている。そのメラニアは、2000年はこんな感じだった。GQの表紙の写真だ」
「未来のファーストレディはヌードで毛皮の上に横たわる。特集グラビアには、プライベートジェットの近くや機内でのメラニアのセクシー写真も掲載されている。その中の1枚では、下着だけを身につけ、U.Sの刻印が入った青いカーペットの上に横たわるものもある。GQの編集者は、モデルの将来についてあらかじめ何かを知っていたかのようだ」と、司会者は説明する。
このコーナーは、音楽とメラニアの一連の写真で締めくくられ「『私の体、私の選択』の本当の意味は?」というナレーションとともに終わる。最後のセリフ、10月に発売された自伝『メラニア』の発売に先駆けてXに投稿したプロモーションビデオを思い起こさせる。
メラニア・トランプは16歳のときにスロベニア人写真家に見いだされ、10代でモデル活動を始め、数年後にイタリアのエージェンシーと契約した。
1990年代から2000年代初頭にかけてパリ、ミラノ、ニューヨークでモデルとして活躍し、2005年にトランプと出会って結婚した。
2000年にメラニア・クナウスとしてGQの表紙のためにヌードでポーズをとったトランプ夫人の写真が再び表に出たのは、2016年のトランプの最初の大統領就任時だった。GQが同年、16年前の写真撮影についての記事を掲載したのだ。
この表紙について、GQの編集者ディラン・ジョーンズはこう語っている。「メラニアを出してくれという依頼が殺到していた。GQのグラビアにかける彼女の熱意は明らかだったため、私たちはかなりキッチュで大胆な設定を思いついた」
トランプからは撮影した写真を自分のオフィスに届けてほしいとリクエストがきた、とジョーンズは付け加えた。「表紙とその他の写真の一部を額装し、大急ぎで送った」
メラニア・トランプは以前から、ヌード写真を含めた自身のモデルとしてのキャリアを擁護している。今年9月にもXに自身の仕事についての動画を投稿した。
彼女は、人間の身体の美を描いてきた歴史上の芸術家たちについて語り、こう付け加えた。「私たちは自分の体を尊重し、芸術を強力な自己表現の手段として使うという、時代を超えた伝統を受け入れるべきだ」。
この動画は、10月8日に出版されたメラニアの自伝を購入するためのリンクで締めくくられている。 この本には、「これまで公開されたことのないストーリーや画像」が含まれているという。
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