インフルエンザが流行期に入り、感染拡大の兆しをみせています。福岡市医師会は年末に向けて感染者が増えるおそれがあるとして注意を呼びかけています。

学級閉鎖の学校も

福岡市医師会 植山奈美常任理事「師走に入りまして人が集うような状況も増えてくるかと思いますので、今からインフルエンザの感染者数は増えていくとは十分に想定されると思います」

福岡市医師会によりますと、福岡市で11月24日までの1週間のインフルエンザの感染者は、定点あたり4.43人と全国平均の2.36人を大きく上回っています。

また、12月に入りインフルエンザによる学級閉鎖や学年閉鎖も増えていて、4日は中央区の笹丘小学校と博多区の東福岡自彊館中学校で学級閉鎖を実施しました。

その一方で、高齢者のインフルエンザワクチンの接種率は、10月時点で13.8%、コロナワクチンの接種率は3.8%にとどまっているということです。

福岡市医師会は「早めのワクチン接種や手洗い、うがい。体調が悪い時はマスクを着用するなど予防を徹底してほしい」と呼びかけています。

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