大手光学機器メーカー「オリンパス」は、前の社長が違法薬物を購入していたとして辞任した問題を受け、会見で謝罪しました。

オリンパス 竹内康雄会長
「多大なるご迷惑とご心配をお掛けしていることを心よりおわび申し上げます」

 オリンパスでは先月、当時のカウフマン社長兼CEO(最高経営責任者)が違法な薬物を購入していたとして辞任しました。

 8日の中間決算会見で竹内康雄会長は、カウフマン前社長が違法な薬物を購入していたことについて「そういう兆候は全く感じていなかったから驚いている」としたうえで、今後、社内で違法薬物に対する教育や再発防止策を徹底していく考えを示しました。

 当面は竹内会長が社長兼CEOの役割を担いますが、後任については「申し上げられる段階にはない」として回答を避けました。

 竹内会長はまた、捜査中のため最終的な決定としては答えられないとしつつも、現段階では経営責任を取る考えや必要性はないとしました。

 中間決算は円安が追い風となった北米事業が好調で、売上高は前の年から10%多い4740億円と過去最高でした。

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