都心部の賃貸物件の家賃が上がっている。

3月から入居が始まった、東京・中野駅直結の高級賃貸タワーマンション「中野ステーションレジデンス」。

清潔感のあるエントランスにはコンシェルジュが在籍しているほか、24時間利用できるフィットネスルームもある。

最上階にある4LDKの家賃は約210万円で、最も手頃な1Kは16万円からとなっている。

部屋数は約400戸で、契約は好調だという。

住友不動産 賃貸事業所長・永山貴さん「3割に近いところまではきている。分譲価格が上がって、様子見をしている方が賃貸にしているのもあるし、予想よりも強い手応えを感じている」

東京23区では、新築マンションの平均価格が年度としては初めての1億円を超えた。

このあおりを受け、賃貸の家賃相場も高騰している。

1年前と比較してみると、全ての部屋タイプで家賃が上昇。
カップル・ファミリータイプに至っては、1万円以上上がっている。

また、コロナ禍によるライフスタイルの変化も。

住友不動産 賃貸事業所長・永山貴さん「コロナもだいぶ落ち着いてきて、都心居住というか、リアルで働く重要性も元に戻ってきたので、あえて買わない。買うとどうしても固着しちゃうので、平均的に3~4年で引っ越しされていくのが私どものお客さまの平均値。俯瞰(ふかん)的に東京を見て、あえて分譲ではなく賃貸の供給はしていきたい」

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