大手航空2社の今年4月から9月の決算は国際線の好調などから、ともに上期として過去最高の売上となりました。

 ANAホールディングスの今年4月からの半年間の売上高は去年の同じ時期より968億円増え、上期として過去最高の1兆995億円となりました。

 堅調なインバウンド需要に加えて日本発の需要も回復したことで、国際線の旅客数は去年の同じ時期と比べて12.3%増加しています。

 一方で、円安による整備費の上昇や人件費の高騰などでコストが増加し、営業利益は去年の同じ時期より213億円少ない1083億円でした。

 JALグループも日本発のビジネス需要の回復などから売上高にあたる売上収益は9018億円と2012年に再上場して以降、最高でした。

 ただ、JALも燃油費などのコスト上昇が響き、本業の儲けを示すEBITは去年より55億円少ない856億円でした。

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