傘下の野村証券の元社員が強盗殺人未遂などで逮捕された件について、野村ホールディングスは会見で「非常に遺憾だ」と述べました。

野村ホールディングス 北村巧CFO(最高財務責任者)
「今回あってしまった事案については非常に遺憾だが、しっかり皆さまからの信頼が回復できるように努めて参りたい」

 当時野村証券の社員だった男は7月、広島市内に住む顧客の住宅からおよそ2600万円を奪ったうえ放火し、殺害しようとした疑いで逮捕されました。

 野村ホールディングスは、この男をすでに懲戒解雇していることを認めたうえで、「非常に遺憾だ」と述べました。

 また、今回の件がビジネスに与える影響については、「考慮せざるを得ない」とし、信頼回復に向けて何らかの措置を検討すると話しました。

 さらに、2021年に野村証券のトレーダーが、長期国債の先物取引で148万円の不正な利益を得ていた問題については「おわび申し上げる」と謝罪したうえで、市場の健全な発展に貢献できるよう全社をあげて取り組むと話しました。

 野村証券は今月1日、金融庁に2176万円の課徴金を納付しています。

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