26日、日銀が政策金利の据え置きを決定したことを受け、一気に円安が加速。わずか一日で3円ほど円が下落し、27日早朝には1ドル158円台に突入しました。

 市場では為替介入への警戒感が最高潮に達しています。専門家は、30日から来月2日までの3日間のどこかで、介入が行われる可能性が高いとみています。

第一生命経済研究所 首席エコノミスト 熊野英生氏
「仮に、ここで政府の為替介入が行われなければ、連休の後半に円安が海外市場で進むかもしれない」

 しかし、介入の効果は限定的にとどまるおそれがあるといいます。

熊野氏
「日本の個人投資家=ミセス・ワタナベと言われたりしてたんですけども。為替介入で円高になったタイミングで、ドルを買って円を売っていく。逆張り投資をしてくる可能性がある。1回だけの規模の小さい介入であるならば、押し戻されてしまう可能性もあるので、ちょっとそこは心配ですね」

(「グッド!モーニング」2024年4月29日放送分より)

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