企業の採用活動で人材獲得競争が激しくなるなか、大手損害保険は新卒社員が初任地の都道府県を選べる制度を導入します。

 三井住友海上によりますと、新制度の対象となるのは2026年4月に入社する新卒社員です。

 希望の初任地を指定しない「オープン」と、初任地を選べる「配属地確約」の2つのコースに分けて採用が行われます。

 「配属地確約」の場合には、都道府県単位で3つまで初任地を希望できます。

 学生の数が少なくなるなかで優秀な人材を確保するとともに、希望と異なる初任地に配属された新卒社員が早期に離職することを防ぐ狙いがあります。

 新卒社員の初任地は会社側が主導的に決めることが多いため、こうした状況は「配属ガチャ」と呼ばれ、不安に思う学生が増えているといいます。

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