春といえば家計には厳しい値上げのシーズンでもありますが、いま食卓には欠かせない野菜の価格高騰も続いています。

 食卓をどう守ればいいのでしょうか。

 「千葉県産の大根1本300円。大根で300円はありえない」(農畜産物直売所かのな 新保孝店長)

 直売所の野菜の価格が高騰。

 70軒ほどの生産者が育てた約300種類の野菜が毎日、棚に並ぶ恵庭市の直売所「かのな」。

 採れたての新鮮野菜が手ごろな価格で購入できることで人気ですが…。

 「去年の猛暑で農家物を全部売り尽くし、手持ちがない。(市場から)仕入れて並べるしかない。仕入れたら高い値段になってしまう」(新保店長)

 「寒玉キャベツ。日持ちするキャベツが1個300円。せいぜい170から180円。夏場に売れる倍の値段」(新保店長)

 さらに2024年は雪解けが遅れ、北海道産の野菜に影響が…。

 「もうちょっとすると小松菜や葉物がハウスで育ち始め、値段も落ち着く。100円そこそこの新鮮なものを食べられるようになる。今は150円160円しちゃう」(新保店長)

 「(Q値段が落ち着く目安の時期は?)4月20日過ぎ。この温度だったらちょっとまだ早いね」(新保店長)

 一方、札幌市内のスーパーマーケットでも野菜の価格が高騰していました。

 「キャベツも相場高で高い状態。例年よりは100円くらい高い状態です」(ARSPA美香保店 瓜谷健一さん)

 「ブロッコリーとかは高い。できるだけ作り置きする」
 「次のセールの時にまとめて買うようにしています。今日はキャベツを欲しいと思っていたけど迷っています。値段が」(いずれも利用者)

 価格高騰のなか、手ごろでおススメな野菜はあるのでしょうか。

 「お得な野菜としてはタマネギです。相場が安定していて安い状態になっています」(瓜谷さん)

 果たしてこの高騰、いつまで続くのでしょうか。

 「来週になれば緩やかに下がってくる。地物が出てくる時期になれば例年通りになると思う」(瓜谷さん)

 高騰が続く野菜ですが、4月下旬ごろには価格が平年並みに落ち着きそうです。

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