道頓堀商店会などは万博に向けて機運を盛り上げようとミナミ・フライング万博を開催する=大阪市中央区で2024年4月12日、長沼辰哉撮影

 2025年大阪・関西万博に向けて機運を盛り上げようと、繁華街のミナミで1年早い「ミナミ・フライング万博2024」が13日開幕する。道頓堀商店会などで作る「なんば・道頓堀公共空間活用連絡会」が10月13日まで半年かけてイベントを順次展開し、まずは万博に出展予定の8カ国にちなんだ食材を使った創作たこ焼きを販売する。

 たこ焼きは総領事自らが試食するなどして完成させた自信作。米国はタコ以外にカットステーキを入れる工夫を施すなど、中身やトッピングでその国らしさを表現している。

イベントでは出展予定国にちなんだ食材を使った創作たこ焼きが販売される=大阪市中央区で2024年4月12日、長沼辰哉撮影

 12日にあった発表会には、4カ国(米国、イタリア、スイス、中国)の領事らが出席して自国のパビリオンを紹介。その後、地域住民ら約40人が手を振りながら道頓堀川沿いを練り歩き、万博イベントをプロモーションした。

 道頓堀商店会の上山勝也会長(62)は「海外からの観光客も多いこのミナミの街から、世界を巻き込んで発信していきたい」と意気込んだ。【長沼辰哉】

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