大阪ヘルスケアパビリオンについて説明する森下竜一・大阪大寄付講座教授=大阪市住之江区で2024年4月12日、高木香奈撮影

 2025年大阪・関西万博の開幕まで13日で1年に迫った。12日には参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」の団体・企業が交流するテーマセッションが、大阪市住之江区のおおさかATCグリーンエコプラザなどで開かれ、約300人が訪れた。

 同プラザを運営するアジア太平洋トレードセンターと日本国際博覧会協会が共催。自然環境やクリエーティブなどテーマごとのセミナーと、参加団体・企業などによる発表会や展示があった。

 このうちヘルスケアのセミナーでは、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」総合プロデューサーの森下竜一・大阪大寄付講座教授が「REBORN(生まれ変わり)」をテーマにしたパビリオンの概要を紹介。最先端技術で生成された25年後の自分のアバター(分身)と出会える体験ができると説明し「何度も足を運び、健康で長生きできる社会に向けた体験をしていただければ」と話した。

 続いてTEAM EXPOプログラムに参加を予定する5団体が活動を紹介した。大阪市福島区の介護福祉士、八田享子さん(54)は任意団体「快護応援団」をつくり、介護浴槽メーカーと介護タクシー事業者と共に広めている介護付き旅行について紹介し「万博を機に前向きな介護のあり方について世界の人たちに発信していきたい」と語った。【高木香奈】

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