イトーヨーカ堂の店舗の看板=東京都大田区で2024年3月28日、松山文音撮影

 セブン&アイ・ホールディングスは10日、イトーヨーカ堂など傘下のスーパー事業を束ねる中間持ち株会社を設立すると発表した。持ち株会社の設立予定は11日付。ヨーカ堂のほか、ヨークベニマル、ロフト、赤ちゃん本舗、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)などを傘下に置く。

 ヨーカ堂などのスーパー事業は不振が続いており、セブン&アイは2027年以降に新規株式公開(IPO)をする形で主力のコンビニ事業に経営資源を集中する考えだったが、カナダのコンビ二大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を受けたことから、より早期の企業価値向上を目指す方針に転換した。【道永竜命】

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