愛媛県松山市のデパートで早くも来年のお正月に向け、おせち料理の予約の受け付けが９日から始まりました。

予約が始まったのは松山市のいよてつ高島屋です。去年よりも１５種類増えてバラエティ豊かに１７８種類ものおせち料理がそろっています。

コロナ禍では一人前のものが定着した一方、今では大人数で楽しむおせちの人気が戻りつつあり、二重から三重のものが増えています。

和・洋・中がひとつになった「三段重」では、黒豆や煮物など定番の和風、ローストビーフなどの洋風、海老チリソースなどの中華の重が重なり、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるようになっています。

田中日南子記者：
「洋のお重からオマール海老のパイ包みをいただきます。海老の風味がすごいです。おせちらしい上品な味付けになっています」

ほかにも地震や豪雨で被災した石川県などの北陸地方を応援しようと、金沢市の料亭から郷土料理の入った二段重など、この地方の８種類のおせちもそろえています。

いよてつ高島屋・小笠原知巳広報担当：
「集いの機会も多くなって参りました。ぜひご家族で楽しんでいただく本来の年末年始というものを、おせちを囲んで、ご賞味いただいたらなと思っております」

いよてつ高島屋によりますと、２万円台前半～３万円位の商品が多いということです。売上げは前の年より３％ほど上回る７５００万円を見込んでいます。

おせち料理の予約は１２月２３日まで受け付けています。

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