重度障害などで外出が困難な人が自宅から「分身ロボット」を操作して受付業務を行う実証実験が、福岡市の企業で行われています。
福岡市博多区にある総合警備会社「にしけい」。
本社の受付に現れたのは、分身ロボット「OriHime(おりひめ)」。
重度の障害者や難病の人が自宅にいながらこのロボットを操作し、来客への声かけや訪問部署への電話のかけ方を伝えるなど、コミュニケーションを中心とした業務を行います。
これは、外出が困難な人たちにも多様な働き方を提供するプロジェクトの一環で、福岡市が中心になって進めています。
◆自宅からロボットを操作する“としさん”
「ほとんど自宅から出れない状況ですので、こうやって違う場所とつながりながら仕事ができるのはすごくありがたいなと思います」
「にしけい」は今後、このロボットを受付以外でも活用できるかどうか検討する方針です。
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